ポーランドの山に登る:2016年7月10日〜17日 |
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参加者:大和夫妻、藤原夫妻、山本、梶原、八田、真島、高橋、田辺、五十野、浅野目(記),計12名
Photo Gallery はこちら ポーランドはハーブ大国だった。 ポーランド第二都市クラクフからさらに南へ進むとスロパキア国境の山岳地帯へと向かう。今回はお世話になった宿泊地「ビラ・アキコ」周辺では美しい農村風景と牧草地帯が広がる。民家の屋根は赤茶色で点在する協会はいかにもヨーロッパを代表する絵はがきである。
![]() 牧草地にはタイム、コーンフラリー、スカビオサ、セルフヒール等が自生しており、道端にはチコリ、マレイン、オレガノ、カモミール、ヤローホワイト、ダイヤーズカモミール、グランズビルメドウ、ムスリマロウ等のハーブが生えている。
もっとも驚かされたのがドイツトウヒの森の林床(下ばえ)が、ロウブッシュ系のブルーベリーで覆いつくされているではないか。もうこれは、山全体がブルルーベリーと言って良いほどである。又、牧草地帯の片隅にはアン女王が愛したワイルドキャロツトのレースフラワー「クイン アンズ レース」が一面に咲いていたり、日本では高級な花として扱われるアストランチア・ローザリーが雑
草のごとく生えている。
今回のメインであるニスィ山(2,499m)の高山植物は日本のものと良く似たものが多いが、標高1500メートル以上に生える。アルニカ、マウンテンディースマントル、リンドウの仲間でゲンチアナプリクターク、又 ベンケイソウの仲間でマウンテンセンペルビブム等はアルプス山脈でも保護植物に指定されている。 ![]() 左から,タイム・コーンフラワー・スカビオサ・セルフヒール ![]() 左から,チコリ・マレイン・オレガノ・カモミール ![]() 左から,ヤローホワイト・ダイヤーズカモミール・クランズビルメドウ・ムスクマロウ ![]() 左から,ロウブッシュ系ブルーベリー・ワイルドキャロット・アルニカ ![]() 左から,マウンテンディースマントル・ゲンゲンチアナプンクタータ・マウンテンセンペルビブム ![]() |