渋柿取りと干し柿作り講習:2016年10月15日 |
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参加者:五十野、西上、岡田、赤井、山本、嶋倉夫妻、青木、高橋、谷、藤原(記)
西上さんの実家、広河原の渋柿を取り吊るし柿を作る、三年連続の例会である。
10時20分全員集合、西上さんが村の人たちから許可をもらった三か所の柿の木に分散する。三年目ともなると柿採集用具が飛躍的に高度化している。脚立が3、高枝鋏が3、収納ボックが4、岡田、西上、嶋倉各氏が準備してくれた。 中でも特に岡田さん制作の、正式には何というのか知らないが、柿の枝を折る「ねじり棒」の、より長いのが何本も準備されていたのが採集の効率を高めた。更に驚いたのはこの長い棒をねじ止めで何段にも延長出来るのである、本当、天まで届きそうな勢いである。さらに更にこの棒の先の枝を挟む部分が固いFRPとかで作られているため、角が立って枝を折りやすくしている。岡田公房の発想と技術は素晴らしいと思った。
![]() 私たちが配属された柿の木は今回初めてのもので、胴長の大きな柿がたわわに実っている。市販されているあたご柿によく似た形で、大きいものはハッピーテラダで1個100円くらいする。それよりは少し小ぶりだが立派な渋柿である。林の陰になっているためこの採集の後、日当りのいい場所に移植するそうだ。木のオーナーが見に来て「どんどん枝折ってよ ! !」というのでほぼ取りつくした。ボックスに2杯と米袋半分ほどで2本目に挑戦、ここでも鈴なり、こちらも同じくらい大きい柿だ。米袋一杯で12時30分、「お昼できたデー」の携帯が入り終了、あと200から300くらい残っている感じだった。来年はこの木がメインになるのかな?。昼食サイトに帰るとすでに収穫された柿が人数分に分けられてあった。すでに大量である。何はともあれ五十野シェフのうどんすきに舌鼓を打つ。冷えた体には最高のごちそうだった。
すべてを配分するとかなりの量となり皆、どうして持って帰ろうかと心配をする。せっかくの収穫なので捨てるのはもつたいない。私は五十野さんに家まで送ってもらうことになったため、取り敢えず貰い手のない傷物も含めて残りすべた米袋に詰め込んで、家で選別することにした。今回は各人が必要なだけ持って帰ってなお有り余るほど収穫だった。最後に200から300個残してきた木の分を取らなくてよんったとしみじみと思った。一段落したところで五十野さんの閉会のあいさつがあり、それぞれ重い荷物を車に積みん解散した。米袋一杯で20kgは超えていたと思うが、出してみて驚いたのはずいぶん青いのが目立つ、甘柿もいくつか混じっていてこれは甘みがほとんどない。十分色づいているものを選別して60個ほどその日のうちに吊るした。あと60余りもう少し赤くなるのを待つことにした。結局1週間後に全て干し柿にした。これから2週間ほどの熟成が楽しみである。 皆さんや疲れ様でした。
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