Latest update: August 25, 2019
魚谷山 816.2m:2017年4月25日
参加者:保木元、高橋、浅野目夫妻、浅野目(記)

 今回の北山ハイキングはなぜか昔を思い出す。歴史の道でもある。
 京都のアルピストは北山をホームゲレンデとしてトレーニングに励み当会の塚本先生や、今西錦司先生たちも通われた道である。
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 9時30分烏丸線北山駅を車で出発、 わずか30分で松尾谷と直谷の出会い到着。今では麗杉荘あたりまで林道が入っているが、昔はこのあたりから伏見稲荷の鳥居のように木馬(きうま)がたちならび、その上をバランスをとりながら登る。運悪く材木の搬出前後とかさなるとソリの滑りを良くする為の油がしっかりと塗りつけてあり、地獄の道となった。 小1時間ほど林道を歩くと、山小屋の化石といわれる麗杉荘(れいざんそう)に到着。ここで一息いれていると目の前に食べごろのタラノメ発見。女性3人一目散に採集開始。 麗杉荘をすぎたあたりから登山道らしくなり、足元には二輪草、ミヤマカタバミ、クリンソウなどが現れガマズミやコブシの花が新緑の中にとけこんでいる。
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 今西錦司先生のレリーフの近くにはよく手入れされた山小屋「北山荘」があり、隣のあずま屋で少しはやめのランチタイムとする。目の先に小屋主が植えたとおもわれる3本の北山杉。不思議なことに、直径16〜20cm、高さ10mの木の先端が60cmほどに枝葉がのこされ、見事に枝打ちされている。人が登るにはあまりに細く、梯子でも無理がある。 そんな疑問が解決されないまま、30分ほどで柳谷峠へ到着。魚谷山は目の前。山頂で集合写真をとり、魚谷峠から松尾谷林道へと向かう。松尾谷林道では大タヌキと出会い、また林道出会いではまたタラノメをとり、保木元さんはイノシシが掘り起こしたとおもわれるシャガの根のかたまりを土産とし、ハッピーなハイキングができました。松尾谷分岐13:30(北山荘の上のクリンソウ群落はまだ開花していませんでした。)