Latest update: February 19, 2021
隠岐の島散策:2018年5月13日〜17日
参加者:藤原夫妻、辰井夫妻、大和夫妻、赤井、中山、真島、白石、山本、青木、高橋、五十野、計14名

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5月13日(五十野記):13日朝7時に中国道赤松PAで3台の車は合流12時境港発の高速船レインボージェットに乗るために、早朝の出発になる。合流前に集合時間に余裕があった為、新名神の宝塚SAに立ち寄る。評判通りの広い豪華なトイレは、高級ホテル以外で今までに用を足したトイレの内で一番豪華だと思った。
 途中から雨も本降りになったが予定より早く10時30分過ぎに境港に到着。港に車を置き、乗船手続きをして?時に出港。ジェット船は時速70キロのスピードで飛行機の水平飛行と同じ振動感覚で1時間半後に隠岐の島、島後の西郷港に入港。早速レンタカーを4台借りる。隠岐の島のレンタカーの主力は軽自動車で細い山道を考えると最適な選択である。依然雨は降り続いている為、食料などを買い今日から3泊する深浦のログハウスに向かう。ログハウスは海岸から少し入った静かな所にあり、裏山には落差30mの深浦の滝が今日の雨で水量が増え豪華であった。夕食前に近くの隠岐の島で唯一の温泉「隠岐温泉GOKA」で大半が70歳以上の割引の恩恵を受け入浴する。夕食は去年の佐渡島の時にもお世話になった辰井さんの見事なプロの技で、豪華な地魚の刺身や各料理が並ぶ。隠岐の島の地酒と美味しい料理で盛り上がりました。多分明日は快晴。

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5月14日【大満寺山(607.7m)と島後(どうご)島内観光】(青木記):昨夜の鍋のエキスたっぷり雑炊を朝食として、各自昼食用のサンドイッチを作成。身支度を整え8:15に4台の車でログハウスを出発。
 8:30あごなし地蔵に立ち寄り、9:00壇鏡の滝へ。高さ40mの屏風のような岩壁に左右から雌滝・雄滝の二つの滝が流れ落ちている。二つの滝の間には壇鏡神社があり、神秘的な雰囲気を持つパワースポットとして観光客が多い。飛沫を浴びてマイナスイオンを体感。

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 10:15那久岬(なぐさき)へ、高台にある展望台からは海土町・西の島町・知夫村がある島前(どうぜん)を望む事ができる。ロケーション良好。
 10:30カタクリの里に行くも時期が遅かったのかカタクリには出会えなかった(><)そのかわり芦生でも今は見かける事のなくなったエビネにたくさん出会えて感激!!
 11:00頃、都市地区にある屋那の舟小屋群へ。20棟ほど残された舟小屋は杉皮葺きの屋根に浜辺の石が乗せられた船のアパートで、伊根の舟屋とちょっと似ているが、船のみの小屋で居住スペースは無く似て非なるものであった。近くの堤防で海の臭いを感じ、心地よい海風を受けながらの昼食は瀬戸内の海を見て育った私にとって至福のひと時だった。
 12:30大満寺山登山スタート。12:50頂上着。地元水産高校寄贈のプレートがあり、方位の箇所に外国の地名があり「実習船で寄港した所かなぁ?」「いや、そこは港ないでぇ…」等と盛り上がったが謎のまま??

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 13:15下山開始。13:30下山。この日であった動植物キジ・エビネ・マムシクサ等。固有種は、オキシャクナゲ・オキタンポポ・オキノアザミ。車中から見たキジはりっぱな尾羽の雄だった。オキシャクナゲは花が少し小ぶりで私のように可憐だった。オキノアザミは色濃く丈が長く着衣の上からでもトゲが痛かった。キジはログハウスの近くにある田んぼでも見かけたし、ハウスの裏山にでも住み着いているのか何人もが声を聴いたり姿を幾度も見ている。近所のおっちゃんに聞いた話ではキジとカラスに畑を荒らされてバトルを繰り返しているそうだ。
 14:00頃、乳房杉(ちちすぎ)へ。崩落地に立つ推定樹齢800年の巨木で樹高が約38m。幹囲が約11m。主幹は地上数メートルの所から上に15本に分岐し、分岐した部分から大小24個もの乳房状の下垂根を枝に下げている。年々少しずつ成長しているらしい。幽玄的な雰囲気もあるが、生命力も感じ圧倒された。
 14:45国定指定重文の玉若酢命(たまわかすみこと)神社へ。鏡内にある八百杉(やおすぎ)は国指定天然記念物の巨木は、若狭の国の八百比丘尼がこの地を参拝した記念に植えたという伝説があり「八百杉」と呼ばれている。樹高30m、樹齢は千数百年とされています。この杉の根元に大蛇が生息していたが、蛇は寝たままついに根に包まれてしまい、今でも周囲が静かな時には大蛇のいびきが聞こえてくるとも。いったんログハウスに戻る。
 17:30ローソク展望台へ。眼下にローソク島や馬背鳥などの絶景を見渡すことのできるロケーション抜群の場所。「えっ!この煙はなに?」「煙なの…」「どこかで火事!?」いいえ海煙が立ち込めて来たのでした。雲のように湧いて流れて行く瞬時の出来事になぜか感動(☆o☆)ローソク島は高さ約20mの奇岩で夕陽が先端に重なるとまるで巨大なローソクに火を灯したように見えるそうですが、この展望台からは無理で海上からでないと火を灯したローソクは拝めない模様。せっかく夕方で直したのに残念。
 夕食は辰井板長が腕を奮って下さった。鯖鮨やら鯛・鯵・ハマチ・カンパチ等の刺身に揚げたての天ぷらでアルコール各種もすすみ、お腹満足に満たされた一日の終了です。下ごしらえや後片付けと奮闘して下さった男性諸氏に(感謝X2)です。辰井社長ごちそうさま&ありがとうございましたm(_ _)m
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5月15日【火曜日 晴】(辰井記):朝食をすませ、8時に元気よく軽のレンタカー4台にて出発。15分程で「水若酢神社」の鳥居をくぐった。土俵があり映画「渾身」が撮影され奉納柱が飾ってあった。昔祭り相撲が盛んに行われ、今日と違い横綱の位はなく大関が最高位であったそうです。取り組みの時は村人が清め塩を持ち寄り関取にぶっかけて、土俵の上が真っ白になったそうです。優勝すると四角に立ててある丸太柱に優勝者をのせて自宅迄「土をつけず」に送っていかなければならない。それからは大宴会が夜通し続くそうです。
 本殿参拝中に神主「忌部(いべ)」さんがよろしければお話しをとおいで下された。本殿は出雲大社系列であり隠岐造り20年に一度の茅葺屋根の葺き替え、費用の事など話しをおもしろおかしく上手お話し下された。最後に竹島は隠岐の西にあり古来より日本の国のものであると力説。40分程の充実した時を過ごしました。その後だるまのおみくじを預きました。
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 9時20分「久貝海岸」:白い溶岩の下に海岸があり黒曜石(縄文時代の矢尻刃物に使われた)の小石拾い。メンバーの赤井さんが珍しい菊花石(石に中に菊模様)がはいっているものを拾われ、預ました。
 9時25分「浄土ヶ浦」「白島」:1キロ程の長さの海岸、透き通った水と立ち並ぶ岩礁は人の心を安らかに納めてくれそうです。海岸に降りると、ローソク岩(島)が間近に見えました。
 11時?分「自然回帰の森」:杉木立の中を潜り抜け駐車場、石楠花が満開で迎えてくれました。ここから名所のトカゲ岩を目指す。全長26mの巨大なトカゲの形に見える奇岩で日本三大奇岩の一つです。私共は用意悪く登るとは思わず、杖がわりの木を補助にして登りましたが、無理せずリタイヤ。駐車場の小屋にて皆様をお待ちしました。まあ途中からのトカゲ岩を見ただけでよしとし美味しくおにぎりを預き、石楠花を見てゆっくりすごしました。その内に声が聞こえ高橋さんと青木さんが降りてこられ昼食。オキノウサギがおったとの事でスマホで撮影されたのを見せて預きました。
 13時15分:自然回帰の森でオーラを預いて出発。しばらく走ると大きな杉が見え「かぶら杉」というそうです。根元が6本の幹に分かれて樹の高さ38m樹齢600年と伝えられている。なんと島には何本の巨大杉があり、自然が守られてゆくことを祈ります。

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 14時?分 後醍醐天皇行在所後の「国分寺」:連華会舞があるそうですが今回は見られませんでした。明治の廃仏殿釈で七堂釈迦、仏像、仏具、石仏が焼かれ後再建されました。ちなみに釈迦仏は京都の松本明慶仏師の刻んだものでした。横手に牛の角突き「モーモードーム」があり実演時外にて中の様子を見て終りました。
 14時35分:この場所より2手に分かれ(中山、真島、白石さん)別行動にて魚釣り、大漁を祈ります。残り全員で今晩の食事の仕入れ、島後のスーパーサンテラスでバーベキュー、海の幸などの用意を済ませ、福浦のログハウスコテージに戻り、下ごしらえ。ホテルの大浴場でほっこり、魚釣り組も鯵の成果ありでまずよかった。
 五十野さんの段取り良い仕事で満腹。本日も皆様のおかげで楽しく過ごさせて預き、感謝し蛙の合唱を聞きながら満天の星を拝み、お開きとし寝させて預きました。

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5月16日(大和記):5時半頃起床。前日に作った朝飯を食べる時間がないので前夜のうちに作っておいたおにぎりを持ち、6時半に3泊したロッジを出発した。8時半出航のフェリーしらしまに乗るため西郷港に向かう。レンタカーを返却。
 中ノ島の菱浦を経由して西ノ島の別府港に10時5分に着く。ターミナルは景観に配慮した出雲大社をイメージした木造風の建物で観光に力を入れている、観光しかないのだろう。

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 4台のレンタカーを借り、今夜泊まる浦郷の岸本旅館に荷物を預ける。焼火神社に向かう。駐車場に車をおき、山道の参道を進む。シャガ、ヤマブキ、ミツバ等山菜を横眼に見ながら登る。圧巻は赤井氏が見つけた椎茸。早速採取。20分程歩くと、1m程高さの石垣が見え社務所がありその先に 洞窟の中に屋根がくい込んだ本堂があり、参拝。
 もと来た道を戻り、岸本旅館の隣りの食堂で昼食。?1000あまりでお変わり自由のサザエタップリのサザエ御飯定食を食べる。満足、満足。腹ごしらえをし、世界ジオパークエリア西之島の国賀海岸に向かう。1台を海岸に近い駐車場に置き、展望台近くの駐車場に車3台で行く。そして一番高い所から1時間程かけ下っていく。
 あいにく雨、強風のため、30分程放牧されている馬を観察しながら雨やどり。雨が上がり、整備されて放牧地の中の遊歩道を歩く。うっとりするような切れ落ちた断崖絶壁、草原をゆっくり歩いている馬達。そそり立つ絶壁が摩天崖で257mに及び、通天橋、天上界、ローソク岩と玄武岩が長年の風雨にさらされ侵食 して出来た自然の芸術、贅沢な展望を満喫した。
 2時半4台の車でイカの大群が押し寄せることで有名な由良比女神社とイカ寄せ浜を見学。平成14年イカの大群が浜に打ち上げ手づかみしたとの事。イカを浜で拾う人の絵が何枚も置かれていた。そして4時岸本旅館に帰る。車で5分の国賀荘のお風呂に入りに行った。中山氏、白石氏は防波堤で前日に続き釣りをする。釣果は数匹のガシラ。明朝のお味噌汁の具が楽しみ。今夜隠岐の島最後の夕食。岩牡蠣など海の幸を充分に頂きました。
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5月17日【木曜日 晴】(高橋記):楽しかった隠岐の島も今日で最後。7時 朝食、その後、昨日夕食に出た大粒の牡蠣が半額近い値段で民宿で買えるという事で何人も購入していた。8時 民宿のすぐ側にある漁港に散歩がてらに行くと、ここにも満杯になった岩ガキの生簀が沢山置いてあった。そして海を眺めていたら朝一番に漁に出ていた船が一隻、二隻、三隻と埠頭に戻ってきた。埠頭には数え切れない程のカラスやトンビがうるさく鳴きまくり、魚のおこぼれを狙って待っている。そして水揚げされた魚(タイ、アジ、カレイ、ハマチ、エイ、イカ、サメ)は袋網から降ろされると、すぐにトロ箱に仕分けされる。その時に規格外の魚が廻りに捨てられると、鳥がそれを狙って乱舞が始まる。そばで見ていた我々の頭上や身体の横を素早く通り抜け、カラスは口で加えトンビは足でサッと捕まえてまた舞い上がり、それはまるでヒッチコックの映画さながらで恐怖すらおぼえた!約20〜30分位のショウーも終わりいよいよ帰省へ。

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 10時20分、別府港よりフェリーしらしまに乗船。波も穏やかで揺れも殆どなく、気持ち良い風を甲板で感じながら13時20分境港へ着く。14時頃 昼食(手づくりうどん麦笛たまき)を済ませて帰りました。皆さん、今回も色々とお世話になりました。有難うございました。