四万十川源流の山に登る:2022年5月7日〜9日,参加者 7 名 |
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5月7日 1日目:
当初の予定から宿泊施設の関係で1日早めに例会を施行する事になりました。
7日8時半にフォルクスワーゲン社の車で京都を出発し、山陽道、瀬戸大橋そして高知道を通り、途中高知の新鮮なカツオのたたきなどを須崎市のスーパーで仕入れました。
16時過ぎにゴールデンウイークの車の渋滞にも会わず標高1300mの日本三大カルスト台地の一つの姫鶴平に無事到着。カルスト台地に建つロッジに今日から2泊することになります。車から荷物を降ろし、近くのカルスト台地を散策する。姫鶴平キャンプ場には芝地の上に多くの新しいテントが張られ、発電機など最新のキャンプ道具を持ち込み昨今の異常なキャンプブームを目の当たりにしました。
カルスト台地は放牧場になっており多くの牛が草の新芽を食んでいました。
ロッジに帰り夕餉の準備にかかり、新鮮な高知の鮮魚の刺し身、寄せ鍋などを食卓に並べビールで乾杯。宴が進むにつれ高知の日本酒も登場し、人肌の温燗を頂き盛り上がりました。
今回は日本の清流を代表する仁淀川の一つの源流である雑誌山から猿越山縦走と、四万十川の源流である不入山の登山を計画しました。
雑誌山は勉強不足かガイド本に載っている登山口が見当たらず廃道に近い別の登山道を登り、途中登山道が消え、思った以上に時間がかかり難儀し猿越山への縦走は諦めました。
不入山は雨天のため登頂を諦め、四万十川の源流点のみを訪れました。四万十川源流地点で飲んだ清水は舌先に甘味が感じられとても美味しかったです。
そういう事で予定の半分位しか行えませんでしたが、深く切れ込んだ渓谷や新緑の山深い四国の特異な地形美を楽しみました。
次回は事前にもっと勉強して充実した例会が行えるように備えます。
5月8日 2日目:例会2日目 今日も素晴らしい天気です。
5時起床 朝食はサンドイッチ‣コーヒー。昼食のおにぎり、ゆで卵、バナナを準備。
今日の行程は雑誌山(ぞうしやま)から猿越山のコースです。高知方面へ国道33号線通り仁淀川町から国道493号線 → ツボイ地区 → 2車線の大規模林道から登山口を目指します。
6時半 姫鶴平(めずるだいら)コテージを出発。
9時頃 登山口到着。ここまで難儀しました。登山口を見つけるのが大変で入山禁止の標識ばかり、行ったり来たり、工事中で引き返し、やっと見つけた標識は黒マジックで小さく雑誌山登山口と書いてありました。全く不親切です。
登山口標高1150mを出発、緩やかな登りを進みます。1時間程で清流仁淀川源流に到着。それから所々で生い茂る笹、笹こぎもあり見えない足元の枝や石に躓きます。
さらに進むと造林小屋の大きい廃屋がありました。林業の盛んな土地なんです。その他登山道では3つ目についたものがありました。巨岩にまとわりついた大蛇のようなつる草、鉄パイプの鳥居、そして、石で作った祠(道の真ん中に突如出現)です。
赤テープが非常に少ない事と標識も少なく登山者も余り登っていないらしく、道を探しながらの前進です。ブナ林を抜けて11時前に雑誌山(ぞうしやま)1327m登頂、ここで雑誌を読んだりしたらしゃれていたのかな。稜線の南側は植林地、北側は天然林です。ここは眺望が悪い。ここから稜線の鞍部に出て、眺望の良い所を求めて猿越山を目指しますが、展望は良くならないと判断して、少し戻って昼食をとりました。
下山する時には、赤テープと標識が少ないのが原因で、道に迷い下りたり登ったりを繰り返し、やっと林道まで下山。登山口からは少し離れた所でしたが、12時半過ぎ全員無事下山やれやれ。
結果、当初予定のコースをいけなかったのは、入山禁止の登山口ばかりあって、そこから入山出来なかったからではないかと言う結論になりました。 次は待望のお風呂です。今度は大規模林道で迷いました。少し行き過ぎただけですが、行き止まりになりバックしました。今日は変な日です、登山道で迷い、道路で迷いました。
15時頃県立公園中津渓谷の『湯の森』温泉に到着。綺麗な川のほとりに在り、透明な良いお湯でした。渓谷ではこの時期川を渡るこいのぼりが多数泳いで綺麗でした。風光明媚な所で地元ではきっと人気も高いでしょう。
後は、帰るだけです、今日は高知県側から姫鶴平(めずるだいら)コテージへ向かいました。手前の天狗高原で四国カルスト地形を見学、牛の放牧も見て17時半ごろ到着。
お疲れ様でした。
5月9日 3日目:今日は四万十川源流の不入山に登る予定です。
不入山は(いらずやま)と読みます。名前の由来は土佐藩が樹木の伐採や人の立ち入りを禁じ、御留山(おとめやま)として藩の御用山だったためです。
朝起きて空を見ると、厚い雲が広がり今にも雨が降りそうです。
朝食を済ませ6時半頃2日間お世話になったコテージを出発し、不入山に向かうことにしました。途中から雨が降りだし登っても景色を楽しめないので、山頂は諦めて四万十川源流を目指すことにしました。
駐車場から四万十川源流まで25分程です。源流で飲んだ水はすごく美味しい水でした。周りはいつも湿気が多いのか、美しい苔の森になっていました。
時間があるので高知市に行って、珍しいものでも食べる事にしました。高知城近くの「ひろめ市場」に行ってみましたが、月曜日なので半分以上の店が定休日で人もまばらでした。どちらかと言えば観光客向けの市場の感じです。近くの大橋通り商店街でカツオのたたきに使う藁は茅であることが分かりました。ひろめ市場の向かいのスーパーマーケット毎日屋で地元の食材を探すと面白いものがたくさんありました。
帰りは瀬戸大橋を渡り与島PAに立ち寄り京都に向かいました。
長距離の運転お疲れ様でした。
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