Latest update: July 3, 2024
八ヶ峰 800m:2024年6月12日,参加者 8 名
 9:30 ふらっと美山を出発.窓から見る空は,もう夏のようで暑い1日になりそうです.私が過去の例会で八ヶ峰に来たのは晩秋と5月の例会.中山谷山にも登りましたが,いずれも五波峠からのコースでした.今回はちょっと違うよう.
 10:00 到着したスタート地点は美山町知見.民家のすぐそばから,スキー場跡を通過して西鯖街道をなぞり,知井坂から関電の鉄塔を見上げ,山頂を目指す往復5キロ程のコースです.
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 登山口付近には見慣れない紫色の花.フォックスグローブというこの花.どこからか種が運ばれた外来種で薬にも使われる毒性の強い花で鹿も嫌うためにそこかしこに咲いています.
 一歩登山道に入るとふかふかの足元に樹々が夏のよう陽射しを遮ってくれるのでゆるやかな登りも気持ちよく歩いていけます.足元を見ると,右にも左にも山紫陽花の花が咲き誇っています.淡い水色と控えめな小さい花についついカメラを向けていました.
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 第一休憩.男性からいただいた塩サイダーの飴で塩分補給.いつもの女性の代わりやなーと声も飛び,にこやかな休憩.
 そこからまた森歩きが続きます.突如樹々の感じが辺りとはちょっと異なる空間に出ました.数十年前に閉鎖されたスキー場の跡地でその後,植生に合わせて植林されたと聞くと合点がいきます.登りの時は気づきませんでしたが,小屋のなごりやレンタルスキー靴らしきものも残ったままでした.
 アカマツや中山谷山で教わったメンソールの香りミズメの木,ブナの木が広がるこの一帯は静かで時が経つのも忘れそうな気持ちよい場所でした.
 足元の看板を見ると西鯖街道とあり,知井坂,峠へとしばし古道を歩きます.風が吹くとちょうど天然のクーラー代わりでふもとの蒸し暑さを忘れるくらいです.足元にはテカテカとしたイワカガミの葉が生い茂り,開花の時期にまたやって来たくなりました.
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 斜度が増し,登り切ると鉄塔です.遠くには若狭の海がうっすら見えていました.
 そこからは山頂までさらに斜度のある登りが続きます.ここにもイワカガミが群生しており,花の時期は最後のひと頑張りができそうです.最後は,ツツジに迎えられゴール.
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 11:45 標高800m,山頂到着.『山頂から山城・河内・摂津・近江・越前・丹波・丹後・若狭の八つの国が見られることから,八ヶ峰の名前が付いたといわれる』とあるように,条件が良ければ,伊吹山,その先に白山まで見えるようです.
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花
 ゆっくり昼食をとり,もと来た道を下山.下りでもカメラの先には山紫陽花というくらい,可憐な花に目がいきます.あっという間にスキー場跡までもどり,13:35 登山口到着.
 一段と強い陽射しを感じると日常に戻ったがするくらい,わずか数時間ですが,リフレッシュハイキングになりました.
 帰り道のお楽しみ.リーダーさんおすすめのソフトクリーム目指しておもしろ農民倶楽部さんへやってきました.濃厚でコーンの先までしっかり入ったソフトクリームを食べてクールダウン.
 道の駅にもどり,解散.