三池岳 972m:2024年10月26日,参加者6名 |
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三池岳例会は2022年11月にも企画されましたが中止に.今回は石榑峠からのピストン登山にしました.
8:15頃,曇り空の京阪・山科駅前を5名で出発.「道の駅 奥永源寺 渓流の里」で他の1名と合流しました.1週前の小塩山でのボランティア活動の際に味をしめた筆者はムカゴを2袋購入しました(1袋,150g,300円).帰路にも1袋を求め,ムカゴご飯を連日楽しみました.
石榑峠まで約200mの辺りに路上駐車,峠のバイオトイレは2023年3月に東近江市が設置したとのことです.竜ヶ岳とは逆方向に,ガードレールを乗り越えてコンクリートの急坂を登りはじめました(10:20頃).
10分くらいで広い芝生の広場が現れます.NTTの無線中継所の跡地とのこと.背後にドンと竜ヶ岳,東には伊勢湾,西にはびわ湖,爽やかな絶景ポイントです.『ここでまったりしてお昼を食べて帰ろうか』との声もありました.
歩きやすく,見晴らしの良い尾根道が続きます.足下には愛らしいセンブリも.ススキの先の山の向こうは四日市の町並み,そして,伊勢湾.ところどころで紅葉も始まっています.茶色の柔らかい幹(シロヤシオとの説あり)と茶色い落ち葉が織りなす茶色の世界もありました.
しかし,ここからがキツかった.急坂が続き,登ったら下ります.下って登ると,東側が落ち込んだ狭い尾根道も現れます.11:40頃,三池岳が望める標高900mの小ピークでは『今日は,ここまでにしようか』との冗談もでました.
石榑峠と三池岳の標高差は282m.ですが,アップダウンの繰り返しで,累計の標高差は倍以上の620m越えとのことです.前日までは竜ヶ岳よりも楽だと勘違いしていました.
東や西に,北や南に開ける展望や,アザミ,ヒカゲカズラ,季節外れのイワカガミ,キリンソウ,マッシュルームのような真っ白なキノコ(ホコリダケ?)などに励まされて身体を動かします.ガスがかかり幻想的な風景も見られました.
すると,12:30頃に山頂に到着.山と高原の地図(2003年版)のコースタイムとぴったり同じ,私たちも大した元気者です.山頂からは西側と北側が大きく開け,西の斜面には大小の岩がひな壇のように並んでいます.小さめの岩を選んで腰掛け,色づき始めた木々を眺めながらゆったりとお昼を頂きました.八風峠にいったん下って,それから中峠を経て釈迦ヶ岳へと続くルートが見て取れます.
13:10頃に下山を開始しました.登る際には『帰りは厳しそう』と感じた登り斜面を元気に歩けた反面,下り斜面がしんどかった.NTTの無線中継所の跡地で竜ヶ岳を背景に集合写真,15:20頃に下山しました.登りも下りも所要時間は同じ,何かが証明されたように思いました.ちなみに,下りのコースタイムは1:30です.
道の駅で,鈴鹿10座の案内図などをゲットして,ここでいったん解散です.
ただし,リーダーの身勝手で5名は守山市の「新庄町コスモス園」に向かいました.お目当てはキバナコスモス.キノコのオブジェを境に,一方には黄色いキバナコスモス,他方にはオレンジ色のキバナコスモスが夕暮れのほのかな光を受けながら咲いていました.50m程離れたセンセーションの畑に移動すると,ちょうど夕日が比叡山の向こうに沈んでゆきました.ちなみに,キバナコスモスはいわゆる「コスモス」とは種が異なり交配もできないとのことです.植物に詳しい同行者が「葉の形がまったく違う」ことを指摘してくださいました.
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