愛宕山から北山，比叡山にかけて年末年始に降った雪で頂上部に冠雪した光景も，大寒を過ぎる頃から日中は春を彷彿する暖かい日々が続き，山頂部の冠雪は消えてしまいました．

　8時30分，JR嵯峨嵐山駅で参加者全員と合流する．目の前には愛宕山が迫って見えるが，ここからも頂上部あたりの雪は確認できませんでした．昨日までのような暖かさはありませんが青空が広がり登山日和である．

　用意したアイゼンは車に置き，9時に表参道から登山開始．登山道は頂上まで40分割にした道標が設置してあり，自分の現在地が分かり易く助かりました．5合目（20／40）までは急坂や急傾斜の石段が続き各自自分のペースで登りました．

　5合目を過ぎると表参道も緩やかになり，辺りの景色を楽しめる様になり，途中嵐山方面の景色が望め桂川の蛇行や渡月橋が望めました．参道脇には杉の大木が立ち並び冷気に満ち幽玄な世界が広がりました．

　11時前に水尾への分岐点に到着する．例年であればこの辺りからアイゼンを装着して登るのであるが，今年は参道脇に微かに残雪をみるだけであった．

　11時半頃に全員無事愛宕神社に到着しお参りをして，「火廼要慎」のお札を頂きました．頂上の気温は零下3度，助かる事に本殿脇のストーブの入った部屋がお参りの人や登山者に開放されそこで暖かく昼食を摂る事が出来ました．

　下山は月輪寺経由で降り20年振り位に月輪寺に寄りましたが，お寺自体が大分荒れている様に感じました．そして空也滝にも訪れ落差12mの滝を見学しました．流れは清滝川に合流して保津川から嵐山に流れます．

　帰路，嵯峨嵐山の丸太町通りにある山本コーヒー店で美味しい暖かいコーヒーを全員で頂き帰りました．