当日の気温は23度，少し風もあり，気持ちの良いハイキング日和になりました．近鉄の大和八木駅に9:15に集合し，11人のメンバーで9:20に活動をスタートしました．

　まずは「八木札の辻交流館」へ向かいます．古道・横大路（伊勢街道）を歩き進み，古道・下ノ道（中街道）との交差点にある建物へと．この地はかつて江戸時代には立派な旅籠が立ち並ぶ宿場町として栄えた所で，東の平田家，向側に建つ西の平田家も旅籠でした．現在は「東の平田家」が修復工事を終え，平成24年7月から交流館として一般公開（無料）されています．丁寧な説明と案内がありました．

　10:10頃に交流館を後にし，20分ほど歩くと大和三山のひとつ「耳成山」の登山口に到着しました．10分ほど登ると山頂に到達．展望所からは大和三山のひとつ「香具山」が東南の方向に見えます．記念の集合写真をパチリ！

　下山後「藤原宮跡（ふじわらきゅうせき）」へ向かいます．天皇が執務を行った「大極殿の南門」と役人達の仕事場だった「朝堂院の東西南」の各門の位置が発掘調査を元に推定され，ウレタン材で作られた円形の礎石と朱塗りの柱が置かれていました．大極殿と朝堂院の南門には直径70cmの礎石と柱が18本，朝堂院の東門と西門には直径40cmの礎石と柱が12本，高さは全て180cmとのことです．そんな光景を目にしながら昼食を頂きました．

　菜の花には少し早かったようで3分咲きぐらいかな．つぎの週末には満開になるのでは・・・．

　昼食後，予定になかった「香具山」へ．こちらも10分ほど登ると山頂到達！ 耳成山をバックに記念の集合写真をパチリ．

　下山後，道中に咲くタンポポやふきのとう，ユキヤナギなどを眺めながら40分程歩き，「おふさ観音」に到着．堤灯まつりが開催されていました．境内にはメダカの学校もあり，いろいろ色のメダカがたくさん．池の石の上では亀が日向ぼっこ．目を楽しませて貰いました．

　次に今井町へ向かいtea time．「大川珈琲屋」でチーズケーキ（プレーン，抹茶，桜）とコーヒーのセットを注文しました．女性ひとりの営みで，コーヒーも一杯ずつ点てておられたので，待つこと40，50分．漸くテーブルに…?? でも，待った甲斐あり，すごく美味しかったです．

　休憩後に解散しました．6名は帰宅，残る5名で今井町を散策することになりました．

　「紙半豊田記念館」を見つけ，せっかくだからと見学しました（拝観料は300円）．閉館15分前にもかかわらず，愛想良く受け入れてくれはり，しっかりと説明も．江戸時代の文献や調度品もゆっくり見せて頂きました．

　今井町のあちこちのお家の玄関には輪っかの飾り物が掛けてあります．何なのか皆んな気になっていたら，お友達が，「旅の恥は掻き捨て！」と言って通りの床屋の戸を開け聞いてくれました（笑）．厄祓いの「茅の輪くぐり」の小さいもので，6月30日に氏神さんで茅をもらってきて，各家で作って飾るそうです．

　いろいろな所を回れた盛りだくさんな一日．楽しかったです．